岡山県は総社市の山中に、アンテナがたくさん立ってる怪しい建物のウワサを聞きつけDECO-PONスタッフが【アンテナの家】を視察してきました。
総社市と云えば以前紹介した珍神社【軽部神社(おっぱい神社)】がある町。中心街から南西に約20分ほど車を走らせた山中、県道282号線沿いにそびえてます。
集落から外れ、かろうじて通れる山道。付近には吉備カントリークラブや養鶏場があるのみで、完全に世間から隔離された寂しく気味悪いポイントですね・・・
我が隊員としては、ゴルフ場の近くにあるスポットといえば、広島県は東広島市にある【ゴシックホラー喫茶・伴天連】を連想させる「怪しいエリア」というイメージが強く、実際にその似た空気が重なり、どんより漂ってました。
これが調査のポイント、その名も【アンテナの家】です。
アンテナが数本立ちはだかり、場違いな看板がアクセントで貼り付けてある気味の悪いフォルム。草木に覆われ、さらにその存在感がひきたてられてます。
目に付く看板としては、『焼肉』と『パル教室・英数』。パル・英数はおそらく塾かなにかの看板でしょう。
焼肉って、いったい何の肉を焼いてるのか?塾って、どんな生徒がやってきて、どんな教師が教えてるのか?
と、想像してみたいものですが、当然、写真を見てお分かりのように、焼肉や塾をやってる様子などまったくありません。
数本そびえるアンテナ。これがいったい何の意味を示してるかも謎で、なにかを送受信してる様子もなく、それどころか人の気配もありません。
入口らしき所は、すっかり草木で埋め尽くされ入れませんね↓
この【アンテナの家】は、ご察しのとおり廃屋と化してます。マニアックな廃墟ファンの間では人気だそうで、その他、心霊スポットとしても知名度があるようですが、この怪しい建物の雰囲気がそうさせてるのかもしれません。
DECO-PONとしては、『怪しいアンテナ』と、『焼肉』『パル・英数』などの看板が示す痕跡を、やはり調査せずには帰れないと内部を少し観察する事に。(※侵入はしてません)
内部をみると、家というよりは小屋的な作りですね。でっかい駐車場の看板を壁に利用してる内装。時計が0:00で止まってるのが、また雰囲気をそそります。
奥に円盤状のコイルみたいなのがあります。アンテナの送受信に関係ある儀式的なアイテムなのでしょうか。もしかしたら、ただの乾燥機のフタかもしれませんが、あえて謎を含んでおきましょう。
駐車場の看板の他にも、隋所なにかの看板を利用して壁の一部と化してるDIYぶり。
なぜか、ストーブの灯油タンクが吊ってあります。
農機らしきタイヤが中や外にもたくさん置いてありました。よく見ると公道のカーブ・ミラーらしきものも装飾されてますね。
という具合に調査の結果、アンテナ利用の痕跡や、焼肉屋やパル・英数の塾痕跡もみられませんでした。
外から目を通す内部調査ではありましたが、多分、見た目が怪しいただの『山小屋』。という結論に達しました。
もしかしたら、内部に秘密があるのかも?!あの円盤コイルはいったい?!という謎を抱いて、謎は謎のまま夢を描き【アンテナの家】を後にしました。
記/ Charlie Apple (2014.10.01)