広島県尾道市にある外観のレトロ感が目を惹く喫茶店があると聞きつけ、【階上喫茶 ブリッヂ】にDECO-PON隊員が潜入してきました。
場所は尾道市の中心地で、商店街のすぐ近く。時の経過しか、創り上げることのできない貴重な色あせたテントが目に付きます。
色合いが独特で『ブリッヂ』の文字のデザインも素敵。四角に2つにくり抜かれてある部分に窓があり、下の天ぷらと惣菜のお店と一体感もあります。よくよく見ると、『鮮魚、乾物、焼物、のり子』の看板もなかなかの存在感。
階上喫茶店ということで、入り口に小さな店舗用テントが可愛く付いた階段を上がることに…。
営業中の札とちょっとした珈琲に関係する飾り付けのガラスケース。階段の左右の壁紙の柄が非常に昭和。2階部分が喫茶店。
扉を開けて中へ入ると、外とは違い、改装されている内装。チャキチャキっとしたおばちゃんがスムーズなやり取りで接客してくれました。
アイスコーヒーを注文。店の壁に、世間で縁起物と言われるものがビッシリ飾り付けしてあるところが珍。
おばちゃんが語るに、ここに店が出来て50年もの月日が経つとのこと。色々とオーナー自体は変わっていったものの、尾道で2番目に古い喫茶店らしいのです。
窓側の席に座ると、ボーっとできて家にいるようなくつろぎ感。
中からでもよく分かる、外壁にかぶさるように付けられているテント。ゆるやかな雰囲気の地元密着の喫茶店、年季の入ったテントと共に残り続けてほしいものです。
記/ 野菜ぱくぱく (2014.09.29)
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