岡山県は岡山市北区にある純喫茶【コーヒールーム キャッスル】。水槽がある喫茶店らしいのです。
喫茶店に水槽が置かれていることは、そんなに珍しいことではないのですが、置いてある感じがちょっと今風ではない様子。
創業は40年以上の喫茶店。一体どんな雰囲気の店内なのか潜入してきました。
お店の表からアンバー色に透けて見える室内の灯り。
コーヒールーム キャッスルのフォントはカタカナでも英語でも時代を感じます。
小さな看板にはお城がニョキニョキと集まった絵。
店内は細長く、奥へと続いています。
壁沿いにレトロなゲーム機のテーブル。
入り口すぐのフロアーにもゲーム機のテーブルです。
スペイシーでモダンな通路沿い。
鏡になっている壁のV字な模様に吊り下げランプの黄色と赤色。
奥へ進んで、一段の段差。
ここから雰囲気がガラッと変わります。
紫と深緑の組み合わせは日常的には中々ないですよね。
アメコミに出てくる悪者なんかがこんな配色。
バットマンのジョーカーの様にとても個性的な色の合わせ。毒々しいようですが、インテリアに溶け込むと非日常、不思議な空間の気分にさせられます。
昼下がりの喫茶店というより、昭和なスナックのロマンチックな夜の妖艶さが出てます。
ここの喫茶店の最大の特徴である水槽。
置いてあるという感じではなく、フロアー壁にあらかじめはめ込まれているので、窓の景色を覗く様な感じで、水槽を見ながらお茶ができるんです!
お魚の種類は主にオレンジ色の金魚。
グリーンの壁にチラチラと動いているオレンジ色が目に入り、また一層不思議な気持ちになります。
夢見心地を現実に引き戻してくれるパスポートの役割な張り紙、『鍋焼きうどん』。
オレンジ色のかぼちゃは金魚の色とリンクするし、この空間だと、どこかの惑星の隕石をドカッと置いて飾ってる気もしてきます。
このスペイシーさもある異空間で鍋焼きうどんを食べてみたかったなぁ…。
と、ぼんやり見上げたら、このライトもなかなかのモダンさ。こういったライトは今だと良い値段が付いてますよね。
ホットレモネード頼んでしまいました。。。。
耐熱グラスの枠が波のようにカットされていて、それを見ると潜水艦の中だったのかもしれないなぁ、ここは…。
宇宙にしろ、深海にしろ、どちらもどこまでも深く広がっていく場所。
さまざまなイメージが湧き起こる喫茶店。脳内が刺激されます。
創業40年以上といえど、まだまだ現役。豊富なメニューが表の張り紙から伺えます。
スペイシー×冷やしそうめん、深海×サンドイッチという心持ちな楽しみ方も出来る、懐が深い喫茶店です。
さすが店名のキャッスル、お城では宇宙と深海と喫茶店メニューがクロスする贅沢な宴ができるのです。
記/ 野菜ぱくぱく (2018.03.05)
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