岐阜県は瑞浪市に「地球史」がマニアックに堪能できるミュージアムがあると聞きつけ、DECO-PON隊員が【地球回廊】に潜入してきました。
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このポイントは「瑞浪市民公園」内にあり、「サイエンスワールド」や4つの美術館「化石博物館」「陶磁器資料館」「市之瀬廣太記念美術館」「地球回廊」等が密集した文化スポット。その中でも【地球回廊】は我々の好奇心揺さぶる面白ミュージアムだという。
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▼現地へ到着すると、風変わりな建造物を発見!!ここは【サイエンスワールド】というポイント。
【地球回廊】の前に、まずここへ寄ってみたいとおもいます。
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▼前面は近代的ですが後ろの部分は年季が入った建物です。まるで貧ぼっちゃま的ですね。
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▼入口壁のインベーダーがお出迎え。看板に「閉館中」と書いてありますが、入れるようなので一応内部へ潜入してみました。
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▼内部も近代的なつくり。宇宙ステーションのようです。
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▼本日はお休み中ですが、開館してる時は色んな科学体験ができるそうです。
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休館中でも建物見物で少し満たされたので、これでサイエンスワールドを後に目的の【地球回廊】へ。
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▼公園内を少し歩くと見えてきました【地球回廊】!!ここでは恐竜くんがお出迎え。
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さて、まずこの【地球回廊】についてのご説明。
館内は第2次世界大戦中に掘られた地下壕を利用した全長200mのスペースに、「地球の誕生」46億年の地球史を体験できる施設。
瑞浪市で1898年に世界で初めてデスモスチルスの頭蓋骨の化石が発見されたのにちなんで、デスモスチルスが生息していた2800万年前から1300万年前の生態を再現したジオラマも展示。
また、この地球回廊は「地球を考える」をテーマとしてます。
『地球は、人間だけのものではありません。46億年の地球史において、人間もまた、この地球という星の住人だということを忘れてはならないのです。かけがえのないこの地球を今一度考えてみてください。』
ということで、このテーマを胸に潜入オトドケしてゆきたいと思います。
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▼入口まで来ると最初の洗礼は、路面にものすごい渦のペイント!!なんらかのパワーを発してるようです!
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▼ふと見れば、しっかり有名企業や雑誌などの協力を得てますね。
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▼あらゆる箇所に見られる恐竜くん。これはイメージキャラクターの「デスモくん」。
瑞浪市で発見された化石、世界初の「デスモスチルス」恐竜にちなんだ名前だと思われます。
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入館料は大人200円(20名以上の団体は150円)、高校生以下は無料と超リーズナブル。
いよいよ地球誕生からなる世界へ内部潜入です!
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▼潜入して最初に46億年前へタイムスリップ!!!!電飾チカチカのワープ感!!まるでスタートレック!!ワームホール!!!!
BGMも宇宙SEが飛び交う臨場感を演出。五感揺さぶられます。
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▼ちなみにこちらが動画です。その様子が少しはリアルに伝わるとおもいます。
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▼タイムスリップ・トンネルを抜けると、まずパネル展示してある通路が続きます。
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▼ここは【地球の誕生】のスペース。「小さな星たちが衝突を繰り返し、だんだん大きくなり地球が生まれた。」と、いった具合にパネルで説明されてます。
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▼隕石のイメージかな?赤い灯りを頼りに窟の奥へ
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▼奥へ進むと、今度は青いスペースがみえてきました。
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▼ここは【地球史を飾った生物たち】のエリア。青い光は水のイメージのようです。
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地球が出来て最初に生物が誕生したのは海の中。水のおかげで生命が生まれ繁栄したという事も忘れてはならないですね。あと、地下壕というのもあり肌寒い感じがまた水中を彷彿させられます。
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▼水の世界から進んでゆくと、次のステージはインパクト大のムキ出した根?!!!の洞窟へ。
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これは、生物たちが水の世界から陸へと移る進化の過程的な表現でしょうか?それとも地球に初めて木々が生えてきたという過程でしょうか。ともかくインパクトあるエリアです。
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▼木の根っこエリアを抜けると次はなにやら巨大な骨が?!!
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▼なんと恐竜の骨です!!通路をまたがるように展示。圧巻!!!!
これは『ディプロドクス』の化石だそうです。地球誕生から生物が陸で進化、このステージは【恐竜時代が幕をあける】といった感じですね。
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質感も映画のエイリアンみたいで迫力満点!!!
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▼岩石そびえる通路を抜けると恐竜『トリケラトプス』がお目見え。けっこう大きなサイズで、首が動いたり光ったりします。リアルで泣くお子さんもいるようですね。
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▼進むと次は、瑞浪市で世界で初めて見つかった【デスモスチルス】がここにきてお目見え!!冒頭で説明したようにイメージキャラクター『デスモくん』のモデル。恐竜というより普通の『カバ』にもみえますが・・・
このデスモスチルスが生息していたのは、2800万年前から1300万年前の頃。岐阜県には海がありませんが、1600万年前の瑞浪市はこのようなほのぼのした海辺だったそうです。
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▼少し進むと化石など展示スペース。考古学マニアにとってもヨダレがでそうな空間なのでは?
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お腹いっぱい!これでおおよその地球誕生から恐竜期までのステージを終えたようです。
▼レトロなパネルも味ですね。
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▼奥へ。次は何か会場のようなスペースが見えてきました。
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▼ここは巨大なハイビジョンスペース。けっこう豪華!!ちょっとした映画館ですね。ループして放映が始まります。「日本誕生の謎」とかいろいろパターンがあるようで大人から子供まで楽しめる内容。
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▼シネマを観終えて、ようやく出口がみえてきました。この出口が覗く空間もシンプルに雰囲気あってイイ感じです。
これで46億年のタイムトラベル終了です。
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▼出口まできました。
入場前は、この路面ペイントが渦巻きインパクトくらいにしか見えませんでしたが、こうして回廊観覧を終えて出口に立つと、現実に押し戻されたタイムスリップ・ペイントにもみえてまたおもしろいものです。もしくは、それが狙いのペイントでしょうか。
まさに五感で愉しめた地球史ミュージアム。いろんな歴史があって今が存在している「かけがいのない地球」について再確認でき、これからの未来についても考えさせられる地球回廊タイムスリップの旅でありました。
記/ Charlie Apple (2015.04.25)