極彩色タイル!!京都最古の大正浪漫!【船岡温泉】潜入記
前回は、全国で最新のモダンな温泉地、三重県の片岡温泉・アクアイグニスへ潜入しご紹介しましたが、今回はここ【船岡温泉】は全く逆の古い歴史を持つ由緒ある銭湯。京都の隠れた名スポットにDECO-PON隊員が潜入してきました。
創業大正12年で戦前から建っているのか、としみじみ…国の登録有形文化財に2003年に指定されています。


初代〝大野松之助〟が庭好きがこうじて西陣に料理旅館「船岡楼」として創業したことが始まりだとか。
たしかに旅館の風情が香る外観と贅を尽くした内装。場所は西陣のど真ん中。
玄関の上にゆるやかにカーブしている小屋根は唐破風(からはふ)という中央部が凸形になっている曲線状の屋根。
和風建築によく見られ、建物が大きく見える、上昇感がでる、と江戸時代以降によくつけられるようになりました。



なんと言っても、ここの見どころは希少な鮮やかなタイル!
マジョリカタイルというそう。花模様をあしらってあり見応え抜群!
明治末期に西洋建築と共に普及。凹凸のある美しいタイルです。脱衣所の天井にある上海事変をモチーフとした透かし彫りの欄間なども豪華絢爛!和洋が絶妙に混ざりあって、美しい空間を作っていました。




記/ 野菜ぱくぱく (2014.06.06)
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