高知県は四万十町にある四国八十八ヶ所霊場の37番札所【岩本寺(いわもとじ)】にDECO-PONスタッフが潜入。
このお寺は、日本最後の清流・四万十川が流れる四万十町に構えている四国88ヶ所霊場の37番札所。
正式名称は【藤井山 五智院 岩本寺 (ふじいさん ごちいん いわもとじ)】。その歴史は天平の世(729~749年)まで遡る。
岩本寺は明治初期に一度は廃寺になりますが、明治22年に再興されたそうです。本堂も昭和53年に建て直されたというのもあり、歴史がある寺にしては真新しい匂い。
ここまでは、一見ふつうの由緒正しきお寺といったかんじですが、DECO-PON隊員がそそられるポイントは、この本堂↓の中にあります。
それは、本堂の天井を貼られている板画!!その数なんと575枚!!全国の画家やアマチュアたち約400名により制作、奉納されたいうものです。
これは昭和53年の本堂新築の際、取り入れられたとのこと。
洋画、日本画、水墨画など、縦横無尽にいろんなジャンルがハメ込まれクロスオーバーしてます!!
僕自身は発見できなかったのですが、中にはマリリン・モンローやルノアールのモデルの肖像などの絵もあるそう。「これっていいのか?!」と突っ込みどころ満載ですが、色とりどりの天井を眺めていると疑問も吹き飛びます。
撮った写真を眺めただけでもカオス曼荼羅!!昭和アバンギャルドかつサイケデリックな匂いプンプンで酔ってきますね。まさにコズミック。
その他にも、この岩本寺には、5体の本尊が安置。本尊が5体というのは、なんと国内でココだけらしいです。
また、子安桜、三度栗、口なし、桜貝、筆草、尻なし貝、戸たてずの庄屋という、弘法大師にまつわる七不思議の伝説も残されてるそうです。
そういった云われを含め、摩訶不思議感が満載の岩本寺なのでした。
記/ Charlie Apple (2014.07.15)