愛媛県は松山市の繁華街、大街道にある100年の歴史ある郷土料理店【出雲屋】へDECO-PON隊員が潜入してきました。
ご飯ものの鯛料理には、「炊き込んだもの」と、「刺身を乗せたもの」とがあります。
後者、松山市では珍しい鯛の刺身をのせた「宇和島名物スタイルの鯛丼」を、出雲屋では食べれる噂を聞きつけさっそくお店へ。
大街道を歩くと、一際目立つ赤ちょうちんをぶら下げた昭和な雰囲気漂う店構えが、その【出雲屋】です。
扉を開けると、「大量の鈴の塊」が上にあがり、扉を閉めると、下がり、「青い出っ張り」に当たって、シャリンっと音…。
まさに「人力・ブザー」!。。。
奥から接客慣れしたおばちゃんが笑顔でやってきて、お目当ての【鯛丼】1100円を注文。
やってきた鯛丼には、ツヤツヤの卵の黄身がのっていて、潰しながら、鯛の刺身とご飯に絡めて食べると、とても美味!!付いているお味噌汁は、鯛のガラでとっているような出汁。鯛の香りが強くて、うれしくなる味でありました。
店内は7月ということで、「七夕のデコレーション」。季節によって雰囲気が愉しめるサービス精神!
そして、お箸がお箸入れではなく、お箸の長さピッタリの「工具入れ」に入っているのもツッコミどころです。
更には、
どデカい壺がいくつもあり、骨董品に囲まれながら食べる鯛丼は贅沢さ&シュールさ。
ジロジロ壺をみていると、おばちゃんが『もっと良い壺があるの』とVIPルームを見せてくれました。
コリかたまった脳をほぐしてくれる、独特の雰囲気は、お店はこうあるべきという常識を覆してくれる、ある意味、「珍スポット」臭がする、不思議な空間でした。
記/ 野菜ぱくぱく (2014.07.09)