愛媛県は今治市にあるカレー屋さんKARMA (カルマ)に潜入しました。
まず、ナビがないとお店を見つけるのは大変だとおもいます。店の近くまで来てもスルーしてしまいそうなくらい隠れ家的お店。
店内に入ると、いろんな絵が貼りめぐらされ、ただならぬ雰囲気が漂い、まさに職人気質であろう寡黙な店主がレゲエを流しながら一人で切盛りしてらっしゃいます。
噂によると、ここのカレーは店主がストイックに研究を重ね創意工夫し生み出したというまさにDIY精神溢れるカレー。
店内の装飾を見渡してもそれが納得できる。おそらくはスパイスの原料をその場で切りきざみ炒めて作ってるのだろうと思われる。
肝心のカレーはというと、小麦粉っぽさがある欧風カレーでもなく、はたまたインドカレーとも異なりタイカレーでもない。
野菜にも下味を染み込ませ、カレールーとは異なる風味を放ち、バランスもよく癖もないが、その辛味の切れ味は抜群!!それにサフランライスの風味が見事に絡むスパイシーグルーヴ・カレー!!
また、辛さと風味が、店内の絵たちにも相乗し合いサイケデリックな感覚に襲われ、香味とコクがレゲエのグルーヴに抑制され新境地へ辿り着きます。
それはカレーという在り来りの「モノ」ではなく、まさにこれこそがスパイシーグルーヴ「KARMA」なのだ。
食すと、僕は店主に導かれるかの如く「おいしかったです」という一言。寡黙な店主はその目と仕草で「当然だろ?」という、言葉は不要のアイコンタクトでカルマの旅を終え満喫。
辛さは5辛まで、追加料金で出来るそうで
通常はゼロ辛で出てきます。ゼロ辛でもけっこう辛いです。
一度ゼロ辛で食べてみて、そこから~5までの境地を目指してもいいでしょう。
記/ Charlie Apple (2014.06.07)
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