愛媛県は今治市にある四国最長のJAZZ喫茶【マニアナ】にDECO-PONスタッフが潜入。
この【マニアナ】は1963年、昭和38年にオープンした今年で51年目を迎える四国で最も古いジャズ喫茶です。全国でも、これほど歴史のある現役JAZZ喫茶は希なんじゃないでしょうか。
日本在住の日本文化研究者、マイク・モラスキー氏(Michael S. Molasky)の著「ジャズ喫茶論 戦後の日本文化を歩く」でも紹介されてます。
ご覧のとおり、外観もその歴史を刻んだ味を醸し出しており、店内は、でっかいU字カウンターとレトロな器具。壁という壁が覆いつくされるほどマスターのレコードやCDコレクションで埋め尽くされ、インテリアが処狭しにセンスよくコラージュ。レコードのコレクションだけでも5000枚だといわれてます。
ジャズをかじってる人なら必ず耳にする有名レーベルとジャズクラブ「Blue Note」。そのイメージデザインを意識してかのブルーと、アオ(緑)基調に装飾されたシャレた感じも深みを感じられます。
そして自作スピーカーを筆頭にサブ・ウファー含め7発!数えただけなので、他にもスピーカーは潜んでるかもしれませんが...とにかく心地よくジャズの味わいをゆったり愉しめ、僕なんかが形容しきれないほどマスターのJAZZ愛が満載の至極な空間と化してます。
聞いてみたところ、ここのマスターである河野氏は、当時20代からオープンし50年以上経つのにもかかわらず、この今治市には何の所縁もない広島県は呉市の出身だという。戦時中に学童疎開したことをきっかけに、そのまま現在に至っているらしいです。
「今治には、なにも遊ぶとこなんて無いよ」とマスターは言ってたけど、この土地ならではのナニかがあるんだとおもいます。
愛が溢れるDIY感満載のステキなスポット。【マニアナ】はスペイン語で「また、あした!」という意味。なぜスペイン語なのか?という不思議感を含みつつ、これからも元気で続けていってほしいです。
JAZZ愛好家は必須!音楽ファンや純喫茶好きな方、そして普通にお茶したりと、みなさんも今治行った際は是非よってみてください。
記/ Charlie Apple (2014.06.30)
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