今年2014年3月に、広島県は尾道市にある【尾道ガウディハウス】にDECO-PONスタッフが視察。
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尾道は、瀬戸内海に面した急斜地の町並みが大きな特徴で、坂の町といわれる独特の地形。有名な観光地ですが、この土地ならではの不思議で奇妙な光景や独特の風土がプンプンするスポットとして注目し、DECO-PONでは2010年から現在に至るまで調査してきました。
今回は、その一部として代表的なスポット【尾道ガウディハウス】調査記をオトドケしてゆきます。
この尾道は、広島という地にありながら奇跡的に空襲を受けず、また小路の入り組む斜面地は資材を運ぶのが特に大変で、家を建てたり維持管理するのが困難な立地。そういうこともあり、現在でも古い民家や廃墟、擬洋風建築などのおかしな建物がまだいくつも残っています。
そのなかでも代表的なのが、【旧泉屋別邸・通称尾道ガウディハウス】。もはや尾道のシンボルにもなってるようです。
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特徴としては見てお分かりのように、随所に見られる必要以上の装飾や日本建築にしては珍しい曲線の多様。その風貌から「いつ完成するか分からない」というスペインのガウディ建築「ザグラダファミリア教会」に例え「尾道ガウディハウス」という愛称がついてるそうです。
この建物は、昭和8年に1人の大工さんが3年かけて建設。なんとわずか10坪の急傾斜地に建てられた和洋風建築。
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10坪だとはいっても、土地の形状が四角ではなく、急な傾斜地の途中にある等等といった制約の多い条件の場所に建てられた結果、異様な形を帯びてしまってます。
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また、25年ほど空家でしたが、「NPO 尾道空家再生プロジェクト」により再生され拠点として公開されるようになり、チャリティーイベントの時には家の中にも入れるようです。
残念ながらイベント時ではなかったので内部に潜入することはできませんでしたが、外観だけでも十分満足できました。
みなさんも尾道行った際には必須ポイントだと思いますんで是非!!
まだまだ尾道調査記は続きます。また次回!!!
記/ Charlie Apple (2014.07.03)