滋賀県は彦根市にある謎のテーマパーク【佐和山遊園 (さわやまゆうえん)】にDECO-PONスタッフが潜入。前回の記事【前編】と【中編】に続き、今回は【後編】をオトドケ。
【中編】では【佐和山城】エリアを紹介させてもらいましたが、敷地のまだまだ半分!!今回はいよいよクライマックス!!他のエリアへと潜入してゆきます!!
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ということで、潜入記の続きです。
佐和山城天守閣からの山頂へ向けての歩道を歩いてゆくと、さっそく仏像らしきものがみえてきました・・・
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これはいったい何の仏像でしょうか↓とりあえず、あくまでテーマパークという設定らしいので、おそらく宗教関連施設ではないのは確か。
園内では、この仏像ポイントが一番標高の高い場所となります。
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仏像から少し下ると休憩所が何箇所か構えてます。和風というか・・沖縄っぽいというか中華風というか・・・造りも少し独特ですね。
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山の茂みを抜けると、彦根の町が一望できる丘へ。6体の厳つい像たちと観音さまが町を見守っているようにも見えます。
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下段のポイントへ降りると、そこには入口からも見えた『金閣寺』が輝きを放ってます!!佐和山城に次ぐ遊園の象徴的建築物ですね。
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しかし金閣寺かと思いきや、これは【石田三成創建の寺 瑞岳寺本堂】と表記されてますね。
実際に石田三成時代、佐和山城周辺に【瑞岳寺】は存在していたとのこと。しかしなぜ金色なのでしょう。実際金色だったのかな?
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眩いばかりの【瑞岳寺本堂】。それにしても、金色にしてはなんだか違和感を感じる発色。
近くでチェックしてみると、どうやら金箔ではなく『金色のアクリル板』のハリボテで造られてました・・・まさにDIYですね。ここまでくると、なかにいる像たちにはあえて触れません。
・・・が、気になる箇所をもうひとつ。よくよくみると、1階部分から2階の手すりにかけて焼き焦げた跡・・・これは何の演出でしょうか。ハリボテでもあるにもかかわらず随所で拘りを発揮してます。
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金閣寺ならぬ瑞岳寺を堪能したところで、次のポイントへ移動の道中↓ 仏像が傾いて鎮座してます・・・
狙っているのか、地盤が傾いてしまったのかは分かりませんが、一言で異様ですね。
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次にやってきたポイントが【佐和山美術館】の入口前↓
【中編】で紹介した佐和山城にある第2~4美術館を察するに、ここが遊園の第一美術館である可能性が高いです。
入口に構える黄色の『バイオリニストの像』。そして上部にいる仁王像に観音様・・・和と西洋がここでも混同しカオスな雰囲気を漂わせてます。
では、【佐和山美術館】へ潜入!!!!
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美術館内部です↓ ハデに手描きの襖や天井絵が施してあります。
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少し奥には、受付のカウンターらしきものも設置。もちろん無人です。
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ここが館内一つ目のフロアです↓ 和と洋のモダンなつくりですね。グランド・ピアノも置いてあります。
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名目上は美術館ですが、カフェっぽいつくりです。
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鳳凰?の紋様をあしらった天井↓
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これまで一筋縄ではいかな遊園でしたが、この館内の変わった特徴は通路部。
隣のフロアに行く通路が、ご覧のとおり窓際の人一人分の狭いスペースなんです↓
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狭い通路を通り、第2のフロアへ↓ 壁にある絵画が美術館としての作品。
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ここでも照明が崩落しかけてるスリル↓ ゆっくりくつろげる雰囲気にはさせてくれないようです。
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こちらが第3のフロア↓
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そしてここが、突き当り最後の第4のフロアです↓
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以上、【佐和山美術館】の全内部でした。それにしてもやはりこの通路の狭さ↓非常口はもちろんなく、火事になればと思うとアウトでしょう・・
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次に、【仁王門】前まで来ました↓ 実際にここが入口にもなるのですが、【中編】から続く佐和山城エリアから紹介してきたため、逆走のかたちになってます。
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この【仁王門】の特徴は、両サイド表裏に構える4体の『仁王像』↓
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・・アニメキャラっぽくファニーですね。独特で個性的。
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ここにも天井絵が施してあります↓
しかしこの【仁王門】自体、石田三成のコンセプトと、どう繋がってるかは不明ですが。ともあれ、テーマパークとしては、ある種の楽しみを与えてくれる仁王門でした。
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門を抜けたところで、スタート地点へやっと戻って参りました。
入口の門から、すぐに構える【佐和山美術館】↓ これまで第1~4まで美術館を紹介しましたが、この館は『有料』との事。入館には1000円かかるそうです。
残念ながら、営業時間外だったため内部へは潜入できませんでした。
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ここでやっと遊園の終わり
と思いきや、まだまだあります!!次のポイントは【別館】へ潜入!!
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別館内部です↓ またもや馬!馬に跨った像!!これも石田三成なのでしょうか。当の作者が馬好きなのか石田三成が馬好きだったのか、興味ある方は各自で調べてもらえればと思います。とにかく遊園には馬の像が多いですね。
像の後ろに見えるのが別館メインの建物。まだ建設途中のようです。構造的には奥行きのないハリボテ感が見てとれると思います。
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『茶室』でしょうか↓ 近くに小さな建物も。
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内部は、まだ未完成のようです↓
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可愛らしいフォルムの建物ですね。
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その下には、庭が広がってます↓またもや和と洋が入り乱れる謎のコンセプト。
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部分的に見ると、水路に水が流れるなんともモダンな造りですが、全貌を照らし合わすとやはりカオスな光景↓
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さらに庭の奥へ進むと、なにやら像がみえてきました↓
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・・・この像はいったい誰でしょう。そして何をしてる場面でしょうか↓
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以上、不意打ちみたいではありますが、この謎の像を最後に全遊園の観覧が終わりです。
遊園の観覧ルート上でも、最後の辿り着くポイントがこの『人物像』となります。
ある意味劇的な最後ではありましたが、この『像』こそが佐和山遊園を一人で創り続けている主、【泉 巌 (いずみがん)】氏なのかもしれません。
もしくは、他の意味を持つものかもしれないし持たないものかもしれないけど、我々DECO-PON隊員としては、40年の年月をかけ一人の男【泉 巌】氏が功労してきた証の象徴だと勝手に思わせていただいてます。
最後になりましたが、【前編】【中編】【後編】と、3部仕立てでオトドケしてきた【佐和山遊園】。
『石田三成』に並々ならぬ狂おしい愛を捧げ続ける泉氏のテーマパーク。そして未だ未完の、まさに滋賀を代表するサグラダファミリア!
みなさんも機会があれば是非行ってみてください。
記/ Charlie Apple (2014.11.18)