《伝説の改装前》 創業100年!大正浪漫!!土着系老朽銭湯【大正湯】潜入記

【2016年に改装。これは伝説の改装前の記録です。】

 

愛媛県は八幡浜市にある銭湯【大正湯】にDECO-PONスタッフが潜入。

 




 

この【大正湯】は、その名のとおり「大正4年建築」で、偶然にも「大正町」に存在します。
来年2015年には、めでたく創立100年を迎える超老舗銭湯。

造りは下見板張りの明るい水色に塗られた木造建築。当時の大正浪漫を感じさせるモダンな造りに、老朽感が斬新に刻まれ、その2つの要素が合い重なり絶妙な雰囲気を醸し出しています。

 

大正湯

 




 

なかへ入ると、今の時代貴重な番頭さん(おばちゃん)がいてて、作り物のように不動の状態で鎮座。お金払うときには一応しゃべります。

 

大正湯

 



 

大正湯

 




 

▼浴室は、モダンなタイルをあしらいながらも和を演出。
メイン中央の丸い浴槽を、みんなで囲みながら桶ですくって洗うという、なにかしら儀式めいたような光景。まるでガンジス川の水浴びを彷彿させられるというか、そんな東洋の神秘的な感覚をおぼえました。

 

大正湯

 



 

大正湯

 




 

一方、浴室の半分から上はコンクリートむきだしのインダストリアル感。天井吹き抜けの太陽の光りが、なんともその無機質感を引きたてた演出。
その上下の対極が、湯船に浸かると妙なカオス状態に陥りそうになります。

 

大正湯

 



 

大正湯

 



 

大正湯

 




 

歴史がある分、大正湯をめぐって都市伝説っぽい話もいろいろ聞きましたが、高齢者の憩いの場としてしっかり土着的に機能。建物が朽ちようとも、地元の愛で支えられてる貴重な文化財だと思いました。
そして温泉の効能とは違った、懐かしき銭湯の効能を体感できた貴重な時間でもありました。

 

大正湯

 



 

大正湯大正湯

 



 

大正湯

 

 

記/ Charlie Apple (2014.06.17)

 

 

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