大分なのに東京ガールズ?!謎の古美術テーマパーク【異彩を放つ 東京ガールズ】潜入記

別府からクルマで県道412号線を、およそ1時間程走ったところ、とてものどかな田園風景の中に、こつ然と現れるリサイクルショップ【異彩を放つ東京ガールズ】があります。

 




 

大分なのに、何故に「東京ガールズ」なのか?

そんな初心者の疑問は、一歩足を踏み入れると吹き飛ぶ、都筑響一的世界が全開の店内です。

 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

異彩を放つ東京ガールズ

 




 

私も、道中色々な古道具屋を見て来てますが、ここまでテーマパーク化しているのは、稀ではないかと思いました。

店内にはいくつかの部屋があり、かつては普通の家屋だったのでしょうか?ユニットバスの周囲に石を並べて、岩風呂にしています。ここに主人が入浴するのでしょうか? 否、作品のようにも見えなくありません。

 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

もはや、売り物と、そうでないものの境界線が消えかけている景色に、店内にいることも忘れがちです。

 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

異彩を放つ東京ガールズ

 




 

ここに集められたモノ達は、かつては商売繁盛を願われたり、愛の証に贈られたり、床の間に飾られて、一家の団らん風景を見つめてきたけれども、ついに捨てられて、ここに集められたのでした。

 

異彩を放つ東京ガールズ異彩を放つ東京ガールズ
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そうしたアウトサイダー的オブジェが、この場所で、最後の強烈なオーラを放っているように見えます。モノの墓場でもあり、行き場を失ったモノたちが、ここで遊んでいるようでもあり。。
ちなみに、店長さんは、どんな凄い人?とびびりましたが、とても静かに話される、しんみりとした方でした。

 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

自己表現をしているというよりも、アウトサイドなモノたちに囲まれて、ひっそり暮らすのが、心地良いのかもしれない。と、自分のココロの片隅にも潜む、ある種の共感を得たのでした。

 

異彩を放つ東京ガールズ

 



 

異彩を放つ東京ガールズ

 

大分県には、リサイクルショップが多くあり、懐古的なモノ達と共に暮らす個人営業もお店も多い。そんな仙人のような人達との出会いも、ロードトリップのお楽しみのひとつでもあります。

 

 

記/ 門松弘樹 (2014.06.16)

 

 

 

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