[前編] まさにリアル知覚異変!!シュルレアリスムな前衛的テーマパーク!【養老天命反転地】潜入記

岐阜県養老町に、知覚を再構築でき体感できるという怪しいテーマパークがあると聞きつけてDECO-PON隊員が【養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)】に潜入してきました。

その潜入記を「前編」「中編」「後編」と3部構成で、今回は「前編」をオトドケしてまいります。

 

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【養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)】は、1995年に開園。岐阜県が約10億円もかけてつくっており、世界的な有名アーティスト【荒川修作】氏と、そのパートナーで詩人の【Madeline Gins(マドリン・ギンズ)】氏が30数年を費やし構想を実現させた、カラダで直接体験できるアート作品らしいのです。

「天命反転」とは “死から逃れることのできない人間の運命を反転させる装置”なのだそう。それを形にするのにふさわしい場所として選ばれたのが養老だったようです。

主要なテーマの1つとして、人間本来の感覚を再認識。日常生活では触れる機会の少ない錯覚感、不安定な感覚をカラダ全体で味わう、楽しむことを目的とした施設だそうですが…………んー、文だけだとますます怪しい。。。。不思議な場所な感じ。。実際はどんなところなのでしょう??

 

荒川修作 × マドリン・ギンズ

 

写真からもうかがえる、何となくただならぬ雰囲気の2人…。荒川修作氏は愛知県出身の美術家で第二次世界大戦後、前衛美術をひっぱってきた一人のようです。嘘か本当か??イロイロな逸話があり、ずいぶんと変わった人には違いなさそう。1961年に渡米しニューヨークに在住。そこでマドリン・ギンスと知りあい、翌年から共同制作。国内外で活躍が認められていて数々の賞を受章。1997年にグッケンハイン美術館で日本人としては初の個展をしてます。

初期には棺桶に入ったオブジェのような奇怪な作品を作っていて、渡米してから画面に図形、文字、矢印などを描きこんだ作品を制作。のちに建築など立体作品にうつったようです。

 

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さて、粗方紹介したところで、いよいよ現場レポートです。

ここ【養老天命反転地(ようろうてんめいはんてんち)】は、滝百選や名水百選にも選定される有名な『養老の滝』や、以前の記事にも掲載した【豆馬亭(とうまてい)】の付近にあります。

それにしても名前が怪しいですね…。【養老天命反転(ようろうてんめいはんてんち)】…。宗教施設ではないのか?!と不安を抱えながらも現場に到着。

 

 

入り口から手前の少し離れた場所にこのオッパイのような白い大きなテントが張られてあり、テント下で食べ物を売る店が軒を連ね、お客さんで賑わっていました↓

  

養老天命反転地養老天命反転地

 

 

養老天命反転地

 

 

おっぱいテントを出て【養老天命反転地】への入り口まで、周辺の整えられた人工的な美しさの芝生や木、遠くの山を見ながら少し歩きます。

 

養老天命反転地養老天命反転地

 

 

アート作品という予備知識を入れているものの一応、入り口の受付の方に料金を支払う際「宗教施設かなんかですか?」と聞いたら、きっぱりと「違います。」と言われました……。料金は大人710円、高校生510円、小・中学生300円。

入り口に『公園内に危険な生物がいる場合があります』の張り紙に一瞬ビビりながらもドキドキな冒険気分で中へ。身体で体験できるアート作品公園はいったいどんな内容なのでしょうか?!期待がふくらみます。

 

養老天命反転地

 

 

養老天命反転地

 

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 しばらく何もない道を歩いて最初にたどりつく建物。外壁がカラフルな【養老天命地オフィス】↓

 

養老天命反転地

 

 

グリーンの扉が開いてるので中へ。ピンク色が目に飛び込んできます。

 

養老天命反転地

 

 

オフィスと言ってもオフィス感はまったくありません…。中は迷路。地面と天井が反転していて、天井も同じ迷路になっています。

 

養老天命反転地

 

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養老天命反転地

 

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養老天命反転地

 

 

養老天命反転地

 

 

ピンク色だけだと思いきや24色の外壁の色がすべて中に反映されているらしく、彩り豊かな内装。不揃いに入ってくる自然光。高低差のついた地面で、迷路のなかを歩いていると不思議な気分に…。たしかにコレは非日常感。。。

 

養老天命反転地

 

 

養老天命反転地

 

出口が複数あって、とりあえず建物の脇あたりから外に出てみることに。

 

 

外からは『養老天命オフィス』の建物の入り口から真逆のおしり部分が見れます。大きな窓ガラスがあり、モダンなお家みたいです。カラフルな黄色の屋根に蔦が絡んでオシャレな建築。

 

養老天命反転地

 

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奥へすすむと、大きな石がゴロゴロ↓

石がいっぱい積み上げた山の頂上にナゼか?井戸のポンプ。これを登ると昆虫のような気分になるのか、はたまた、昆虫みたいな山脈だと言いたいのか…。【昆虫山脈】という名がついています。

 

養老天命反転地

 

 

養老天命反転地

 

 

この危うい公園環境がデートスポットとしてカップルに効果的?!かどうかは分かりませんが、仲睦まじいカップルが手をとりあって登っており、微笑ましい雰囲気でした。

 

養老天命反転地

 

 

引き気味に全体の景色を見渡すと、オシャレなモダン建築に石の山、

その山頂に井戸とほんと日常ではあまりない光景です。しかし、コレはまだ序の口に過ぎないのでした…。

 

養老天命反転地

 

という感じで、前編をオトドケしてまいりましたが、最後にここで注意点。

【養老天命反転地】は道が不安定。このように石の山もあって登ったりしますので、遊びに行く人は、必ず身軽な服装でスニーカーなどの歩きやすい靴でお出かけ下さいね。ヘルメットや運動靴の無料貸出もあります。もうすでに1箇所目で不思議過ぎな感じですが、見所はまだまだ、次回!!中編へ続きます。

 

>> [中編] 建物酔い必至!!上下無重力感の巨大迷宮!?シュルレアリスムな前衛的テーマパーク!【養老天命反転地】潜入記はこちら
http://deco-pon.org/index.php/page/yourou_tenmei_hantenchi2

 

 

記/ 野菜ぱくぱく (2015.02.27)

 

 

 

タグ:珍スポットテーマパーク建築文化芸術中部地方東海地方岐阜県養老町荒川修作マドリンギンズシュルレアリスム養老天命反転地