岐阜県は養老町にあるテーマパークらしき場所【養老天命反転地 (ようろうてんめいはんてんち)】にDECO-PON隊員が潜入。
前回の[中編]に引き続き、今回はいよいよクライマックスの[後編]をオトドケしてゆきます。
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▼[中編]でご紹介した、建物の内側が迷路で天井と床が反転した造りになっていた不思議な建築「極限で似るものの家」。その建物はまだまだ園内の入り口に近いところ。
[後編]では園内の醍醐味である中央部や出口へ、これから向かっていきます。
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▼見えてきたのが、白色の大きな急斜面。不安定な芝生や赤色の出っぱりの地面を踏みしめながら向かいます。
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▼白色の急斜面に描かれてる地図。
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▼ジャンプ台のような部分の下は建物になってます。「精緻(せいち)の棟」と名がついており中編で潜入した「極限で似るものの家」とおなじ造りで内側が迷路。
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▼建築のまえにピンッと背筋が伸びたおじさんが立っていますが警備員さんの様です。たいていの方は地面が不安定過ぎて、この警備員さんのみたいに立ってられません。。。。
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▼さすが警備員さんと思いながら、目線をズラすと瓦…。何で地面に瓦なんだろう…。
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赤色の地面の部分もグネリグネリしていて、違う惑星にでも来た気分。
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急斜面の頂上にたどり着き、円形の庭のフチへ来たので、庭の中心部をいよいよ見渡せるわけですが、歩いてきた道の方を振り返って見ると、なかなかの高さ。スライドして落ちそうなくらいの斜面に建物がひっついているような感じ。
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▼メインの庭は絶景!!まるで「不思議の国のアリス」のようなおとぎ話の中のようです。完全に浮世離れした光景!!
中心部はすり鉢状になっていて、下ると円のなかに植物がたくさん植えてあります。
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▼その円の中にも建築が。「白昼の混乱地帯」と名がついている、いくつものソファと流し台がある白色の建物。
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▼植物のなかに突如あらわれる、魚のウロコみたいに連なった瓦が太陽の光りにあたって黒光りしてます。
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▼円形の木々が覆い茂る庭園をいろいろ歩いていると、白い低い仕切りがたくさんある場所へきました。
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ついている名が「宿命の家」。地面にガラス窓が埋まっているなあと思い、じっくり見ると中にイスと机と流し台。地底人の居住空間を妄想したり…。
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▼この「宿命の家」の場所にしばらくいるとお父さんが地図片手に、子どもたちと散策している家族が歩いてきました。ヘンテコな庭に大変そうながらも家族で楽しそうでした。
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▼すり鉢状の庭を降りて、ひと通り円形の庭の中を散策したので上へ登ることに。。。。で、ところで出口はどこなのか?
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▼登ったところに、ドス黒い壁に入り口。これが出口かなあと入ったら廃墟みたいな中で真っ暗闇。足元は整備されてないし、小石やら危ないです…。
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▼この場所を抜けてしまったら、なんと!?養老天命反転地の外に完全に出てしまいました!!タダで入る人がいないのか⁇と心配になる庭の造り。さすがにこれはちゃんとした出口ではないのは感じて、引き返し。わざと迷うようにつくってあるかのごとく、まんまと迷ってしまいました…。
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▼また園内へ戻ると、出たところに「想像のへそ」という名がついたヘンテコな建物が。。。入り口でもらったパンフレットによると、建物のなかを「思いきって後ろ向きに歩いてみよう」と書いてありましたが、斜めに建ってるし…ハッキリ言って危険!
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▼さらに外周の内側に岡○太○の作品風味の壁画らしきものが。遠目でみるとグラフィティ系のペイントかと思いましたが、立体で描かれてる拘りっぷり。
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高いところから見わたすと、またソファがゴロゴロと置いてありました。
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▼やっと出口近く、庭園の周辺は何もないところですが、園内でない部分も溶け込んで喉かな景色でした。
無事ケガもなく養老天命反転地を制覇!!!!
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夢の中での非日常感に似た、脳が揺さぶられるヘンテコな風景が盛りだくさんの養老天命反転地。夏ではなかったものの、園内全体を回るのは少し汗がにじみました。オープン当時はケガする人も多かったようで、誰にでも優しい訳ではないこの庭園は、誰にでも優しい空間作りの時代には真逆の作り。ちょとお庭を散策という生ぬるいものではなく、探検家になったような気分にさせてくれます。
常識でガチガチに凝り固まってしまった現代人には、体も心も含めてリフレッシュされるような空間でもあるような…。
ここを作った荒川修作さんとマドリン・ギンズさんの目的である、体のさまざまな可能性を体験すること、予想もつかない不思議と出会える空間を充分に感じることができました。
記/ 野菜ぱくぱく (2015.05.20)
タグ:珍スポット, テーマパーク, 建築, 文化, 芸術, 中部地方, 東海地方, 岐阜県, 養老町, 荒川修作, マドリンギンズ, シュルレアリスム, 養老天命反転地