愛知県は日進市岩藤町にある隠れた名所【五色園(ごしきえん)】へDECO-PONスタッフが潜入。前回の記事[前編]に引き続き、今回はいよいよ核心に迫る[後編]をオトドケ。
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というわけで、前回の[前編]は【信行両座】メインの序章的内容でしたが、どんどん加速して【浅野祥雲 (あさの しょううん 1891-1978)】氏の造形世界と【五色園】に迫っていきたいとおもいます。
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【信行両座】(※上画像)を後に、しばらく進むと竹林に間からなにやら人影が・・・というほど妙にリアル・・・
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これは『赤山明神貴婦人解逅』という作品だそうです。日光の照らされ加減なのでしょうが、神々しく輝いてるようにもみえちゃいますね。なんだか緊迫した雰囲気です。
それにしても、ちょうど2体の間にベンチがありますが、いったいどのような状況で座るベンチなのでしょう...
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進んでゆくと、今度はでっかい池が広がっていて、よくよくみると遠くにまた何かいますね。これまたさり気ない演出です。
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近づいてみると、竜から吹き出す水に乗った神様?!でしょうか。事態を把握できないけどクジラ系の潮吹く竜にもみえますね。ここもまた緊迫した空気感なのですが、なにやら個人的には『ビックリマン・シール』の神さまを彷彿とさせられます。
これは『桜ヶ池大蛇入定の由来』という作品だそうです。
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次に、奥の沼には『縁結び弁財天女』という像がお目見え。
縁結びができるようなロマンある雰囲気があるかどうかは疑問ですが、機会があればみなさん一度ためしてみてはどうでしょう?
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さらに奥へと行くと、干あがった沼へと到着。もう、まるでゲームのステージを進めているような錯覚をおぼえてきます。ここにもキャラがウヨウヨしてますね。
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場面的に、『旅路途中の舟渡し』でしょうか?完全に沼が干あがってるので抽象的な光景です。
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紹介してきた各作品には必ずメインのキャラ、ゲームで例えるならば各ステージに『ボス・キャラ』の存在がありましたが、ここでは紛れもなくこの『オバちゃん』でしょう↓
これは『川越の名号』という作品だそうです。
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次のステージに進むと、開けた広場に遊具が見えてきました。
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これは【浅野祥雲】氏の作品とは無関係なのですが、妙にSFチックな遊具!!ここではじめて浅野氏に競りだすかの五色園クオリティが発揮されてますね。子供たちが遊ぶのでしょうか?カオスですね・・
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近くには『五色園休憩所』も聳えてます。随分使ってないのかJホラー映画のロケ地のようですね。
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完全に廃墟化。もしかすると『違ったモノ』が休憩をしてるのか?!という雰囲気を放っちゃってます。
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さて再度、浅野氏の世界へ戻ります。次のステージへ進むと広場に僧侶たちが見えてきました。
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なにやら神妙な様子ですね。
端にいる僧侶がワラジの紐を結び直してるしぐさが、さらにシュールさを相乗してます。
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奥へ進むと、なにやらキャラたちが揉めてます・・・これらは『鈴虫松虫の剃髪得度』という作品だそう。
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一触即発の鬼気迫る光景!!!!
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その緊迫した状況にもかかわらず、尼さんらしき2人は余裕の表情?!むしろ薄ら笑いを浮かべてるかのようです・・・
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・・・よくよく見ると、なにか違和感が・・・・・
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それもそのはず。振りかざしているのは『木の枝』でありました・・・・・
イタズラ?なのでしょうが、尼さんたちの薄ら笑いのシチュエーションがマッチしてて、思わぬ奇跡を織り成してますね。
まだこの先に浅野氏の作品が少しあるのですが、今回は五色園の雰囲気に圧迫されちゃってお腹いっぱい。
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というわけで、我々なりのクライマックスを迎えようと山頂の展望台へ行ってみました。
まず山頂に着くなり異様な光景が目に飛び込みます。作風から分かるように浅野氏の作品ではありませんが、武士×土下座人??なにを意味してるのでしょう・・・
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そして、なぜか『明治天皇・皇后の像』があったりします。これも浅野氏の作品ではありませんが、貯水タンクの塔でしょうか?最後の最後で、浅野氏に対抗すべく五色園なりのシュールさが一気に爆発した展望台なのでした。
最後になりましたが、まるで公園の住人と化してる100体の像たち。別の視点からは、そのシュールさと異様な光景に『心霊スポット』としても有名らしいですが、そりゃ夜中に肝試しいけば圧巻されちゃいますね・・・
そういった観点は置いといて、浅野祥雲の造形世界と五色園の摩訶不思議な世界を堪能すべく、みなさんも訪れてみてはどうでしょうか。我々DECO-PON隊員は、まだまだ各スポットに存在する浅野祥雲氏の作品を紹介してゆきたいと思ってます。
記/ Charlie Apple (2014.10.23)
タグ:珍スポット, テーマパーク, 寺・神社, 文化, 芸術, 中部地方, 東海地方, 愛知県, 日進市, 五色園, 浅野祥雲