愛知県は犬山市に、日本全国のマニアから注目されてるB級飲食店があると聞きつけ、DECO-PONスタッフが【パブレスト100万ドル】を視察してまいりました。
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今スポットは、以前にも紹介した【桃太郎神社】と同じ犬山市に存在します。ちょうど犬山遊園駅のすぐ近くですね。
この『パブレスト 100万ドル』は昭和42年(1967)創業。UCCから感謝状も贈られているれっきとした老舗喫茶店である。
にもかかわらず、全国的にその名が知れ渡ったのは、ごく最近の2013年あたり。ネットを中心に一部のマニアたちの話題となり、その後テレビでも取り上げられるなど、一気にスターダムにのし上がっていったシンデレラ的B級飲食店なのです。
創業当時から最近まで普通の飲食店だったそうですが、40年以上たってその火種となったのが、突如、極彩色で奇抜に装飾した店構えだという。
その奇抜な店構えとはいかなるものか?我々DECO-PON隊員は期待に胸を膨らませ現場へ。
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ということで、調査レポートです。
到着して早々に『パブレスト 100万ドル』の洗礼↓ たしかに普通とは一際違う目立った存在感。
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駐車場からすでに、奇抜な家壁を目の当たりにします。
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各国の国旗に宝塚ペイント?!コンセプトはまったく不明・・・・
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看板から察するに50名も収容できるようです。パーティーから女子会、結婚式の2次会まで対応してるというのだから、ちょっと驚きです。
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にしても派手です。60年代のポップアートを彷彿させられますがB級感は拭えません。換気扇のダクトも民族調の顔ペイント。オリンピックの五輪も謎です。
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お店の正面まで来ました↓ 極彩色にもほどがあるくらいに奇抜なペイントの嵐に唖然!!
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いろんなメッセージも描かれてます。自己啓発的なものでしょうか。随所にあるイルミナティのような一つ目ペイントが異様に強いインパクトを放ってますね。
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近づいてみました。あまりの情報量の多さに頭がショートしそうです。見ようによれば、横尾忠則氏のようなデザインにも少し思えますが、やはりB級感は拭えません。
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お店の紹介記念から他の記念事まで、さまざまですね。しばらく眺めてると彩色でチカチカしてきました・・
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ふと目をやると、気になる記しが↓ 『美術アーティスト 大沢 武史』という看板。
ここの店主の名前のようですね。そういや他のペイント見出しに『全国のみなさんありがとう武史』ともでっかく描いてありました。
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入口の前には、タイ風のイヌ?でしょうか↓ 既製品なのか店主の武史さんが描いたのか少し気になるところ。
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もうここまでくると、ペイントやメッセージも説明しきれない数なので、個々で愉しんで色んな発見をしてみてください。
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冒頭でも説明したように、シンデレラ的に一気に知名度が上がった『パブレスト 100万ドル』。
なぜ、ごく普通だった飲食店が40年以上もたちながら、突然このような極彩色を施されたのか?当然気になって我々は調べてみました。
その原因は、どうやら妻が忽然と姿を消したのがそもそものきっかけだったようです。
自暴自棄の長い苦悩の日々を何年も送りながら、店主を救ってくれたのが『絵』。もともと絵を描いたことがなかった店主だったそうですが、偶然にも、はがれた屋根をペンキで塗ることによって火がついたそうです。
それから毎日朝から晩まで描き続ける日々。店主いわく、描くことに不思議と飽きがなく、絵は人生の救いになったようです。
なんだか、この二階へ架かる『愛』への階段が感慨深いですね↓
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再度、正面全体。事情を知ると、さらに並々ならぬ想いが伝わってくるかのような店構え。
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建物の反対側側面も抜かりなくきっちり極彩色↓ もう極彩色を突き抜けてサイケデリックです!!!
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残念ながら、この日はお休みということで内部潜入はできませんでしたが、次は店内にもへお邪魔したいとおもってます。
入口のガラス越しから撮った内部↓ なぜか浅田真央ちゃん?!
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店主の想いの結晶とも云えるサイケデリック磁場と化した老舗店。みなさんも機会があればその目で焼き付けてみてはどうでしょう。
記/ Charlie Apple (2015.04.03)
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